michan-blogの日記

誰かの役に立てるといいな

EMSを使用したトレーニング

筋トレやボディメイクに興味関心がある方は多いと思いますが、最近流行りの筋トレ器具で、「EMS」をご存知ですか?
電池式やパッド型、ベルト型などさまざまな形状のものがあり、効率よく身体の筋肉を鍛えることができると言われています。
そこで、今回は、EMSの効果について調べてみましたので、ぜひ参考にしてください。


EMSとは?

f:id:michan-blog:20200130231645j:plain

photo ac

「Electrical Muscle Stimulation」の頭文字を取り、略して「EMS」と言われています。
筋肉を鍛えるためのエクササイズ器具で、電気による刺激を筋肉に与えることで効果的に鍛えられると言われています。整形外科や整骨院での治療にも使用されたり、クリスティアーノ・ロナウドのTVCMで話題の「SIXPAD」が有名です。
「EMS」を使用するとどのような効果があるのでしょうか?

インナーマッスルにアプローチ

EMSはインナーマッスルを鍛えられる器具としても有名です。
インナーマッスルとは深層筋肉のことで、関節の安定性を高めるなど身体にとって必要な筋肉になります。
インナーマッスルの対極にあるのがアウターマッスルと言われています。表層にある比較的大きな筋肉を指します。
アウターマッスルは一般的な筋トレで鍛えやすいのですが、インナーマッスルは高度な筋トレの知識や技術などが必要で鍛えにくいと言われています。
しかし、EMSを使えばこうした問題もクリアでき、電気でダイレクトに筋肉へ刺激を与えられるので、効率よく鍛えることができます。

◎ダイエット効果

筋トレ効果が得られるのは何となく理解できるかもしれませんが、どうしてダイエットに効果的なのでしょうか?
ダイエットは食事制限や運動することによって脂肪を燃焼させますが、脂肪を燃焼させるためには筋肉が必要になります。
筋肉量を増やせば基礎代謝をアップさせることができ、効率よく脂肪を燃やすことができるのです。
つまり、EMSを使えば筋トレの効果が得られるため、筋肉量を増やすことができます。
筋肉量が増えると基礎代謝がアップするため、寝ているときや動いていないときでも筋肉が脂肪を燃やそうとしてくれるのです。
これが、EMSがダイエットにも効果的と言われている大きな理由です。


EMSを使用するメリット

◎「ながら」でできる

日々仕事で忙しい方は、なかなかスポーツジムに通ったり、トレーニングをおこなう時間をつくることができないという方も多いと思います。
しかし、そのような方にこそ、「EMS」はおすすめしたいトレーニング器具になります。
「EMS」は、鍛えたい部位に貼るだけで筋肉を鍛えることができます。EMSを貼った状態でテレビを見たり、読書をしたりすることも可能なのです。
仕事をしながら、家事をしながらなど、さまざまなシーンでEMSを活用することができます。
忙しい方だけでなく、あまり運動が好きじゃない方にも筋トレができるというメリットがあります。

◎怪我のリスクがない

また、筋トレは、正しいフォームややり方で行わないと、身体をいためたり怪我をしてしまう恐れがありますが、EMSは鍛えたい部位に貼るだけなので特別なトレーニングをおこなう必要はなく、怪我をするリスクもまったくありません。

コスパが高い

また、スポーツジムに通うためには、入会金や月会費の費用がかかりますが、EMSはスポーツジムに通い続けることに比べると遥かに低予算です。
EMSは一度購入すれば壊れるまで使い続けることができます。

 

EMSを使用するデメリット

デメリットとまでは言いませんが、EMSを使えば、確かに筋肉に刺激を与えて鍛えることができますが、短期間で劇的な見た目の変化が現れるわけではありません。
どちらかというとインナーマッスルを鍛えるのに向いていますので、アウターを鍛えたい場合は、普通の筋トレも並行して行ったほうがさらに効果的です。
ダイエットについても同様で、食事制限を並行して行いながらトレーニングをするとより効果的です。EMSだけをすれば短期間で見た目が変わるというものではありませんが、運動効果が高いということにかわりはありません。

 

EMSの正しい使用方法と注意点

f:id:michan-blog:20200130231616j:plain

photo ac

EMSを使用する際は、正しい効果を得るためにも正しい方法で使用する必要があります。

◎正しい位置に貼る

間違った場所に貼っても正しい効果は期待できません。EMSによる筋肉へのアプローチを効果的に行うためには、正しい位置に貼って使用する必要があります。
筋肉は中央部分が太くなっていますが、両端は細い構造になっているため、できるだけ端にパッドを使用することで、筋肉にまんべんなく電気を送りこむことができます。
筋肉の端のほうに貼り付けるのが基本となりますので、覚えておいてください。

◎毎日同じ場所に貼らない

鍛えたい部位へ集中的にアプローチをしたい気持ちはわかりますが、毎日同じ場所に貼ることは避けてください。
筋肉は刺激に慣れる性質があるため、毎日使っていると刺激に慣れてしまって効果が薄くなってしまいます。
そのため、集中的に鍛えたい部位があったとしても、少しずつ貼る場所を変えるのが基本となります。

◎筋肉痛がでた場合

普段あまり運動しない方の場合、必ず筋肉痛になります。また、与える刺激が強すぎると筋肉痛になることもあります。
しかし、筋肉痛になるということは、正しく筋肉にアプローチできている証拠になりますので安心してください。
ただし、筋肉痛が残っているときに、また同じ場所に貼って使うことは避けてください。
筋肉痛は、筋肉細胞が破壊され修復されている証拠で、このプロセスで筋肉は大きく成長していきますので、この間は筋肉に刺激を与えるのは避けてください。

◎電子医療機器をつけている場合は使用しない

ペースメーカーを使用している方はEMSを使わないようにしましょう。
ペースメーカーだけでなく、人工肺など電子医療機器を使用している場合だと、不具合を発生させる恐れがあります。
ペースメーカーは、電気による刺激を一定間隔で心臓に送り、それによって心臓を拍動させる仕組みです。そのため、EMSの使用によってペースメーカーに不具合が発生した場合には、生命に関わる可能性もあります。

◎長時間続けての使用はしない

EMSは製品によって使用時間が決められていますので、まずは取扱説明書を読み、決められた使用時間内で使うようにしてください。
長時間使い続けてしまうと、筋肉に刺激を与えすぎてしまう恐れもあります。
刺激を与えすぎると負担も大きくなり、筋肉に負担がかかりすぎると、筋繊維が損傷してしまう可能性もあります。

 

さいごに

今回は「EMS」についてまとめてみましたが、いくつか私のおすすめの器具もありますので、紹介します。どんなトレーニング方法でも続けることが大切ですので、自分にあったトレーニング方法を見つけて取り入れてください。

 

参考文献:e-ヘルスネット(厚生労働省)